前回、バックアップソフトの事を書きましたけど。自分が長年使っているのはかなり古いクイックイメージ、ShadowProtect Ver3.5 。その前はI/O DETAの何かを買ったときにバンドルされていたDrive Imege5.0 です。こちらは確かWindowsXPまでの対応で、クイックイメージに乗り換え。
今回のM.2 を認識出来ず使い物にならない事が判明。そこでいろいろバックアップソフトを調べてみました。買い換えようかとも考えましたけど、バックアップするだけなら製品版もフリーソフトも基本的に同じ。バックアップ差分を逐次更新するような機能は弱いものの同じだとネットを見てみると書いてますね。
《 下のは今現在使っているクイックイメージ、ShadowProtect Ver3.5 です。非常にわかりやすく使いやすいソフトです。2.5インチまでのSSDならまだ使えます。GPTにもUEFIにも正式には対応していないと思うけど使えます。ただ、古いソフトなので使うにはちょいとしたコツがいります。使い慣れたら使いやすい。そうでなければ使いにくいソフトかもしれません。》
自分の場合だと最初はShadowProtect をインストールして差分ファイルを取っていたものの、これをするとHDD容量を食い、面倒くさいと思い始めました。それにインスト出来るのは1台だけ。それよりもインストールせずにCD起動でCドライブのイメージファイルを作り、それをDドライブとか外付けHDDに記録しておく。そして常に使っているメインのパソコンは1ヶ月毎、普段使わないパソコンは3ヶ月毎にそのイメージファイルをCD起動で元に戻す。そうすると1ヶ月前に戻るわけです。次は1ヶ月間のUpdateとかソフトウエアのUpdate、そして新たに入れるソフト。それらの更新をしておいてからイメージファイルを新たに作り、それを保存しておく。あとはその繰り返し。
ようは差分ファイルを取っておくとかしなければフリーソフトでも基本変わらないらしい。ただ、グラフィック面はずいぶんと違いますね。製品版は綺麗な画面で整然としている。フリーソフトは簡素な感じかな。それとこのソフトをインストールして使うとなると基本パソコン1台にしかインストール出来ません。自分の場合は通常使うパソコンは4台、ほとんど使わないパソコンが数台あります。それらにも使うためにはインストールせずにCD起動で使うならば台数の制限はありませんからね。
Freeソフトをいろいろとダウンロードして最終的に決めたのはEaseUS Todo Backup Free でした。これを今まで使っていた120GB-SSDにインストールしてイメージファイルを作成する。そのイメージファイルでM.2にWindowsをリカバリーする。
ファイル容量は意外とあまり変わりませんね。ファイル保存時間はShadowProtectだと10分弱程度、保存でも10分弱程度、大してソフトを入れていないパソコンならその半分程度の時間で終わります。EaseUS Todo Backupの保存時間は13分、Acronis True Imageだと10分かかりました。
ただ、EaseUS Todo Backup はFreeじゃなく3、980円で購入すればより機能が豊富になり保存速度も速くなるのかも。価格もAcronis True Image よりも安い。そのAcronis True Image 2019の試用版をインストールして使ってもみましたが、こちらも以外と使えると言う感じですね。ただこれは買う必要があるのかな。それとSSDによればAcronis True Image の簡易版がバンドルされている場合があります。そのようなSSDを買うのも一つの手かも、Western Digital (WD版をダウンロードできる)とか、その他にも。
PS: 追記です。Acronis True Image for intel もありましたね。WD版はSan Disk 製のSSDでもインストール出来ます。詳しくは次の機会に書いてみましょう。
《 Freeじゃなく購入すれば機能も豊富になり速度も上がるのでしょう。》
それと一つ注意することは120GB-SSDからM.2にWindowsを入れ替えたのですが、入れ替えたというよりもコピーしたといえば良いかも。要するにSSDでもM.2でもパソコンに搭載して切り替え(M.2の場合取り外すのが面倒だけど、SSD同士ならコードの差し替えで切り替え出来る)て起動することも出来る。この場合Microsoft Office 等を入れていると2台のパソコンに入れていると判断されます。同時起動は出来ないのですけどね。そうなるとライセンス違反になる可能性があるのか、Office の再認証を要求される事があります。再認証しなければ1ヶ月後にはOfficeが使えなくなる。この再認証がまた面倒くさい。それを避けるためには古い方は消す事。どうしても使うならネット接続を切ってから使えば良い。ネットに繋げなければこの場合ライセンス違反は発生しない。要はバレない。
上のはAcronis True Image 2019をインストールして使ってみました。画面はクイックイメージと比べるとやや簡素、Freeの方も簡素ですね。CD起動もFreeの方は滅茶簡素、クイックイメージは一番上の画面ですから非常に分かりやすい。クイックイメージがWindows10の最新版に対応してくれれば絶対買うけどね。
と、ここまでバックアップイメージは作れました。あとはそれをリカバリー出来るかどうかですね。まずAcronis True Image 2019 でやってみると、復元に23分30秒かかりました。クイックイメージの倍以上の時間ですね。復元にはブータブルCDを作成してCDから起動しての復元です。
次はEaseUS Todo Backup Free です。こちらはCD起動ではなくWindowsから、まずWinPEコンポーネントをダウンロードしブータブルディスクを作る。作るんだけどISOファイルから特にブータブルCDを作る必要はないようだ。そこから復元を指定して再起動が始まり開始。手順がちょっと他の2点とは違う。ただ、自分の場合、マミュアルとかヘルプとか見ずに適当にやっているのでやり方が正解なのかは分かりません。その復元に32分10秒かかりました。ちょっとかかりすぎですね。Free 版じゃなければAcronis と同程度の時間で出来るのかも。
それにしてもクイックイメージの2~3倍はかかりすぎかな。クイックイメージの優秀さがわかるんだけど、今は売っていないかな。だけど、M.2 を認識しないので今からは使えない。そしてこれはM.2版ではなく240GB-SSD搭載のパソコンでやっています。M.2 もやりかたは同じと言いたいんだけど、なぜかM.2 の場合は一筋縄じゃいかない。すんなりとWindows が起動しない。それなりのスキルが必要かも。な~んかすんなりと起動しないあな。ちょっと面倒な一手間かけないと起動しない。何でだろう。
上はクイックイメージで復元に9分42秒、下はAcronis True Image 2019 の30日間の試用版で復元に23分30秒、どちらともCD起動ですからWindows の画面じゃありません。上はいろいろ細かく設定出来るけど慣れないと難しいかも。
下はEaseUS Todo Backup Free で復元に32分10秒かかりました。Free 版なので参考までに。3例とも同じパソコンです。下は再起動したあとの画面なのでWindows ではないのかも。それとパソコンによってはその時間は変わってきます。M.2 搭載のパソコンはそんなにかからなかった。20分以下、だけどすんなりと立ち上がらない。
立ち上げるためにはWindows インストール用のUSB からWindows 修復してBios から起動設定し直す。ちょい面倒。自分のパソコンだけなら良いけどね。他も同様ならそれなりのスキルを持っていないとめげる。ま、普通の人はこんな事しなくて最初のままの状態でWindows 使い続けるだろうけど。
まあ、とりあえずM.2搭載パソコンの方はEaseUS Todo Backup Free をしばらく使ってみて必要なら買うかそれとも別のを探すか。それとWindows10に備わっているバックアップ機能は信頼性に乏しいそうです。自分は長年バックアップソフトを使っているのでWindows標準のは使ったことないから使い方知らないけど、そんな話もあるらしい。