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ライブコンポジット と 星空軌跡

星を撮影してみました。Canonの方は意外と簡単に写せます。当初思っていたのとは違って写している状況もある程度確認しながら写せますね。設定してシャッター押すだけです。ただカスタマイズは出来ません。ズームは機能せず広角端の24mm での撮影です。ズーム出来ないのは困りますね。絞りもシャッター速度も変更出来ません。ただ星空モードの星空軌跡に設定してあとは撮影時間の設定、それだけであとはシャッター押すだけです。非常に簡単ですね。簡単に写せるのですが、広角端でしか写せないので周りに明るい建物等があれば星は暗く写ってしまいます。露出をプラスにすることも出来ない自由度がありませんね。

Olympusの方は少々面倒くさいかな。設定して露出を決めなければなりません。設定でシャッター速度にしぼり、そしてズームして構図を決める。最後に一度だけシャッターを押してノイズを測り設定を決定する。次にシャッターを押して撮影開始。止めるときはまたシャッターを押す。少々手間がかかる分、Canonと違いいろいろカスタマイズ出来ます。ズームも自由です。露出も自由に変更できる。やはり綺麗に写せるのはOlympusですね。星の色も綺麗に出る感じがします。こちらは暖色、Canonは寒色って感じかな。


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それとCanonは最初に写す時間を10分から120分に決めて写すから途中で止められない。Olympusの方はシャッターで始まりシャッターで終わりなので何時でも終了できます。さらに何枚を写して合成しているのかも表示されるので指標としては良いですね。それとどちらのカメラも最長120分のようです。それを超える撮影がしたければ120分で止めて再度120分写す。それを比較明合成ソフトで合成すれば何時間でも写せるはずです。

あと両機種とも電池容量には気を付けて写したほうが無難です。結構電池食いますね。写している最中にもモニターが消えないのでその分電池を消費します。予めモニター照度を落とせば良いかも。

下のOlympusのは一枚に30秒の露出で写したのを120枚連写合成です。都合1時間ですね。上のCanonは50分に設置しています。Exif を見てみるとどちらも露出時間は30秒になっていたのでCanon も30秒を50分間、100枚を写してのカメラ内合成なんでしょう。このような機能が無いカメラでこれを写すには100枚以上の写真を撮ってそれをパソコンに取り込み比較明合成ソフトで合成する。面倒くさいですね。カメラにこのような機能があると非常に簡単です。さらにOlympus のほうはRAW画像まで残ります。これは素晴らしい。いろいろなカスタマイズが写した後に出来ます。CanonはJPEGのみです。それとCanon は広角端24ミリでしか写せないので横だとどうしても隣の家が写ってしまいます。縦でしか写せないってのも困りますね。これはうちの家に限ってかもしれませんけど。



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Canon の最上級コンデジ、G1X Mark3 が発表になりましたね。APS-C センサーでズーム機能付きとしてはメチャクチャ小さいようです。価格は12万前後、高いしカッコ悪い。こんなカメラ要らない。半額で買える1インチコンデジで十分です。1インチの方がレンズも明るいし、この価格出すならミラーレスの方が良いかもしれません。レンズが小さいのはこのG7X と同じ手法なんでしょうね。樽形ゆがみを無視してソフト補正による小型化でしょう。これ他社のRAW現像ソフト使うと歪みが酷すぎる。これ程までに歪みを無視して設計すれば小型化も出来るのでしょう。

普通はズーミングしても歪みが出ないようにレンズ設計する。そのために小型化は出来ない。その歪みを最小限に抑えるよう設計するのが大変なんでしょう。それがソフト的に補正出来るようになり小型化に拍車がかかる。しかしこのレンズの歪みは凄すぎる。まあここまで歪みを無視すればこれだけの小型化が出来る。それをソフト的に補正するのが普通になればこれから小型のコンデジが出回るでしょうね。


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上下の写真は3日前に撮りました。最初の写真は10月10日撮影、少し寒くなってきているので空が澄んできたかな。上のG7Xは80分撮影、下のE-M10は30秒を167枚撮影合成です。合成と言ってもカメラ内合成なので1枚のjpeg画像とRAW画像の2枚が作られます。Canon はJPEG 1枚のみ。だけどこのような星の写真を撮っていると次は赤道儀が欲しくなりますね。


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G1X Mark3 の良いところ、パノラマ写真が撮れます。そんなの今や常識って思っていたのですが、G7X ではパノラマ写真が撮れません。使ってみるまで気がつきませんでした。これはちょいと酷すぎる。G7X Mark2 も未対応ですね。6年前に買ったソニーのミラーレスにこの機能が新搭載されました。この自動パノラマには驚きました。シャッターを押せば物凄い連写で写真を撮り続けそれをカメラ内で合成して自動的にパノラマ写真を作り出す。これは素晴らしい機能で他社も次々に追随、DMC-G7もE-M10も自動パノラマ搭載です。だけどCanonは非搭載。今回の新機種でやっと搭載されたって感じです。自分はこの機能、結構使うのですが非搭載にはガッカリしました。

それとこのG7X 使ってみていろいろと不都合なところが見えてきました。パノラマもそうなんですが、タイムラプス動画、普通は1秒間隔から設定出来るのですがこのカメラは15秒と30秒間隔の二通りしか設定出来ません。要するに星とか雲の撮影でしか使えない事になります。実際に星空タイムラプスと表記されています。これは交差点などで人の往来を写すとかは出来ないって事ですね。G1X Mark3 も同じですね。目立たないところで機能を絞っている感じがする。今やパノラマ機能もタイムラプスも常識になっていると思うのに。Canon はなんと遅れていることでしょうか。

Canonの悪いところは機能の小出しするところ。G1X Mark3 も4K動画が撮れません。次の機種までおあずけなんでしょうね。次に出すカメラには4Kを載せて大々的に宣伝する。4Kは次の機種の目玉に取っておくって事でしょう。他社のカメラと比較して周回遅れのカメラを出しているような気がする。しかしそれでも売れるんだから凄いよね。


by tsushimaisland | 2017-10-27 07:50 | カメラ | Comments(0)