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新病院建設反対派のチラシ

立候補するもう一方がこのようなチラシを持ってこられました。現職さんが出したチラシのみを掲載するのは片手落ちと思われるので、こちらも掲載します。私個人としては現職さんは知り合いだし、嫁さんは同級生。あとのお二方は知りませんけど、私のような仕事だと大っぴらにどちらかに肩入れすることは出来ません。応援するとしても陰で。と言うことになります。

と言うことで新病院建設反対派の方のチラシを。
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言い分としては対馬の城下町である厳原から公立病院が無くなるのはなんとしても阻止しなければならない。と言う主張です。お二方ともこの新病院問題を選挙に利用しているのは確かではありますけど。まあ、正直な話。いづはら病院が無くなれば商売にも影響するのは必至。厳原の沈没を意味します。いづはら病院あとに民間の病院が入っても、それはあくまで民間。規模が縮小されればいづはらへの影響は大きいかも。そして民間であれば黒字が出なければ即座に撤退。と言うこともありうる。

ある五島福江に壱岐と対馬を行き来している人を知っているのですが、その人曰く。公共施設を郊外に移せば町は廃れる。福江が良い例だとか。福江商店街のすぐそばにあった公立病院をわずか3キロほど離れた郊外に移した結果、その郊外にはいろいろな島外の店が出店し、挙げ句の果てには町は寂れ果て半数の店がシャッターを降ろしている状況。福江に行くたびにどこかの店がシャッターを降ろしているとか。店は廃り後継者がいなくなり人口流出が進む一方。そしていずれ人口が半減して郊外店も商売にならなくなれば、サッサと島を見放していきます。そこに骨を埋めようとしている店の後継者とは大違い。そのうちあらゆる店がシャッターを降ろし若い人は去り、残るはお年寄りのみ。

まあ、お年寄りが残ればいづはら病院跡に出来るだろう老人施設が意味をなしてくる日が来るでしょうけど。まさに鶏と卵の関係かな。いづはら病院が去れば厳原は沈没、厳原の沈没は厳原だけにとどまらず、そのうち対馬全体に波及する可能性も。沈没すれば人口流出に拍車がかかりそのうち何処もなくなってしまう。そしていづはら病院跡に出来るだろう老人施設が脚光を浴びる日が来るかもしれない。

今回の選挙どうしましょうかね。現職さんを応援したい気持ちもあるが一商売人としては、いづはら病院が無くなるのはある面死活問題とも言える。さて困った。

新病院建設反対派のチラシ_b0165802_001096.jpg

この新病院、白紙撤回が出来るのかどうか疑問ではあります。出来ないものを出来ると言うのはこのことを選挙に利用していると言われてもしかたない。ただ、新病院建設は民意を反映してはいませんね。アンケートではどこに新病院を建設するのか。それのみのアンケートであり、病院建設ありきのアンケート、新病院建設に賛成か反対かの項目が無かったのは確か。

建設地はどのみちゆったりランドそばになるのは半ば決まっているだろうから、そこに決めるのなら無料送迎バスを出せ。とアンケートには書きましたけど。もし賛否を問うアンケートなら反対と書いていたでしょう。

by tsushimaisland | 2012-02-09 00:05 | ニュース | Comments(0)